スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ at

2021年08月02日

Gearcraft製Vityaz-Sヘルメット レプリカのレビュー&実物比較

こんにちは。ミリタリーショッププーシュカです。

今回、初のミリブロの記事になりますが、
ロシアの装備メーカーであるGearcraftが最近新たに作っている、Vityaz-S ヘルメット レプリカと実物の個体を比較してみたいと思います。

Vityaz-Sヘルメット について
このヘルメット自体はソビエトのNII Staliによって1980年代に開発されましたが、
実際に写真等の資料に残っている使用例としては、90年代以降の税務警察や、その後継組織で見かけます。
特徴的な外見のヘルメットですが、製造数が少なく、コレクターの間で高値で取引されているアイテムでもあります。


Vityaz-Sヘルメット 実物との比較


早速それぞれ比較してみたいと思います。中の人が個人的に所有しているVityaz-Sヘルメットと比較します。

外観
まずは前から見た様子。左がGear Craft製、右が実物です。

実物は独特の雰囲気を発していますが、レプリカも割とよく雰囲気を再現しています。
レプリカのヘルメットのレンズが青色に見えますが、新品で、保護フィルムが貼ってあるためです。


後ろはこんな感じです。



バイザーを上げた様子。



横から。

外観 - 気になるところ

実物の粗い溶接跡、レプリカは綺麗めな感じ。
留め具の形状や構造も細かく見ると違います。



縁取りの色。レプリカはオリーブ色。実物は黒色。これは結構でかい違いです。
塗ってしまうのもアリですが、仕上がりや使用して剥がれてくることもあるので、割り切ってそのまま使うのが良さそうです。


バイザー基部の比較です。ここも実物のほうは「大丈夫か・・・?」という感じの構造ですが(実際は頑丈です)、
レプリカのほうはネジ留めになっていますね。
溶接痕やバイザーの端の形状そのものもやや異なっています。




内部の比較
続いて内側を見てみたいと思います。
素材の色合いは違いますが、構造はわりと良く再現できていると思います。



インナーの構造は似ているのですが、ヘルメットの帽体の素材がそれぞれ異なります。
レプリカは何らかのシェルにガラス繊維のシートを貼り付けたもの。実物は鋼鉄製です。



インナーの取り付け金具。レプリカは最近のヘルメットでよく見る構造。
実物は顎紐の調節金具と同じものを加工して溶接して取り付けてあります。



頬あて部分。形状は似ていますが、実物のほうは折り曲げられないくらい硬いものです。



防弾レンズ。
レプリカは一枚のみ。実物のほうは分厚く重ねられたものが入っています。




重さの比較
最後に、それぞれの重さを量ってみました。
レプリカ: 2.5kg、実物: 5kg


正直、実物のほうは重すぎて取り回しがとても大変です。足に落としたりすると大変なことになりそう・・・。
レプリカはZSh-1-2M等のレプリカよりも軽いですね。


総評
・細かいところをみると実物と違うところも多いが、パッと見、かなりそれっぽく見える。
・縁取りが黒くないところが気になるが、このヘルメットを細かい部分まで知っている人が少ないので、そこまで気にしなくて良いかもしれない。
・軽い点もレプリカの大きな魅力。あくまで実物と比較した場合ですが。
・実物はかなり希少なアイテムで、ほぼ替えがきかないが、レプリカなら気兼ねなく使える。

ということで、印象的な外観のVityaz-Sのレプリカ(Gearcraft製) のレビュー&実物比較をお送りしました。  


Posted by ミリタリーショッププーシュカ at 00:52Comments(0)商品レビュー